Snow candlesーゆきあかりー

方向性が決まっていません

あさのますみさん『逝ってしまった君へ』

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声優で作家の、あさのますみさんの『逝ってしまった君へ』が届きました!

はてなさんのキャンペーンで当選しました。

サイン本です。嬉しいです。ありがとうございます。

 

まさか本当に当選するとは思わなかったので、メールが来てびっくり!

blog.hatenablog.com

なんとなく読んだこの記事で、本を実際に読んでみたいと思い、応募しました。

いろいろあったようですが、自分が思った通りの形で本にできたのなら良かったな、と思いました。

 

浅野真澄 - Wikipedia

なんとP3Mに出てらした、菊乃さんじゃないですか!

PSYCHO-PASSにも出てらした!

うおおおおお! 浅野さーん(すいません……)!

 

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前回のブログ記事『六月の朝、君を偲ぶ』に書いているように、私は、20年以上経っても、友だちの死が忘れられません。

その後、身内を亡くしたりもしましたが、一番衝撃を受けたのは、やっぱり、この友だちの死だと思います(家族については、別の感情になるのでしょうし)。

だから、友だちを亡くした、という、この本を読んでみたいと思ったのです。

satoakari.com

 

ここから作品ネタバレ(?)あります。

 

 

読むまで知らなかったのですが、あさのさんの亡くなった友だちであり、元彼でもある「彼」の自殺の原因は、うつ病でした。

うつ病は、私にはとても身近な病気です。

私は、うつ病によって心や体に何が起きるか、個人差はあれど、知っています。

でも、それを知らなければ、うつ病者の思考は怖いだけだなぁと思いました。

 

実際、私の自殺未遂について、友だちはかなり戸惑っていました。

「確かに苦しいのかもしれないけれど、いつものあなたなら軽々乗り越えられるはずで、死ぬほどのことは何もないのに、全てを捨てて死のうとするなんてとても理解できない」

今生きているのは、たまたま自殺が上手くいかなかっただけです。

不器用なことが喜ばれたのは、人生でこのくらいではないでしょうか。

 

「あの人、なにをやっても上手にできる、すごく器用な人だったじゃないですか。今回のことも、ちょっと試してみたら、思いのほかうまくいってしまったんじゃないかなあ」

 

何でも上手にできてしまう「彼」は、うっかり向こう岸に行ってしまったのでしょう。

そのことを、私も悲しく思いながら読みました。

 

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リアルの知人が言っていました。

「本当に自殺する時は、遺書やメッセージなんて書かない。未練があるから、そんなことをするんだ。死ぬふりをして、構って欲しいだけなんだ」

 巷でよく言われる、

「本当に自殺する奴は、死にたいなんて言わない」

みたいなものでしょうか。そんなことないのにね。

 

でも、「彼」は、大切な人たちに、メッセージを遺して亡くなりました。

 

私はそのことに心を打たれました。

私は最期に、大切な人たちを想うだろうか。

それほど人を大切にして生きてきただろうか。

彼はとても、素敵な人だったんだと思います。

 

正直この一言を書くのは陳腐なのかもしれませんが、やっぱり、泣きました。

 

人が死ぬのは悲しい。

人が死ぬのを見送ることは悲しい。

忘れていくのは悲しい。

記憶が最適化されていくのは悲しい。

だけど……どんなに悲しくても、出会ったことを悔いることはないのでしょう。

 

「彼」のご冥福をお祈りします。

そして、あさのさんのご活躍をお祈りします。